大腸(結腸)の反射点である鎖骨に現われた痛みを指標として、結腸組織の硬直部分を推定し、その部位の組織の弛緩を促すことで、反射を解消することを目的として行われます。
結腸の反射は鎖骨の下縁に現われます。また体の右側にある結腸の反射は右側の鎖骨に、体の左側にある結腸の反射は左側の鎖骨に現われます。
@:したがって、右鎖骨の外側の下縁に出現した反射(痛み)は、上行結腸からの反射、右鎖骨の内側の下縁に出現した反射(痛み)は、右の横行結腸からの反射、
左鎖骨の内側に下縁に出現した反射(痛み)は、左の横行結腸からの反射、左鎖骨の外側の下縁に出現した反射(痛み)は、下行結腸からくる反射とわかります。
A:また鎖骨下縁の痛みのうち、外側に現われた痛みは患者が便秘気味であることを物語り、内側の痛みは下痢気味であることを示唆しています。
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