ビタミンDと免疫
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従来、ビタミンDはカルシウム代謝を介して、骨組織や生活習慣病
(動脈硬化、高血圧、糖尿病)などへ影響を及ぼすことが知られていましたが、近年、ビタミンDの受容体がマクロファージなどの免疫担当細胞にも存在することが明らかにされつつあります。また活性化されたマクロファージ自身がビタミンDを生成することも明らかにされています。多くの原因不明の疾患には免疫が関与しているという指摘もあり、この分野のますますの研究が期待されます。 ビタミンDは、単球からマクロファージへの分化を促進します。ビタミンDは免疫機能の重要な働きを担うマクロファージを活性化し、生理活性物質であるインターロイキン1の分泌を促して、免疫反応を活発にします。 ビタミンDは免疫機能が低下(高齢者やガン治療後など)または亢進(アレルギー性疾患や自己免疫疾患など)している状態で、いずれにも有効に作用することから、免疫担当細胞に対して、あるときは刺激的に、あるときは抑制的に、全体として調整的に、重要な働きを果たしていると考えられています。 |
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